金城学院大学の授業でお話しさせていただきました。
200人以上の学生さんが聴きにきてくださり、エネルギーを感じました!
・傷つけてしまわないだろうか。
・同性から告白されたけど、あのときどうしたらよかったんだろう。
・私はレズビアンなんだろうか…。
・社会から差別をなくすために私にできることは?
いろんな質問や相談がありました。
女性の人権についても少しお話ししましたが、彼女たちがこれから出会っていく社会が、女性差別がないものであってほしい、私が経験したことを経験することがないようにと、壇上から祈るような気持ちになりました。
「選挙に行こうと思います」と、言ってくれた人もいました。とても嬉しいです。
質問や相談には答えきれなかったけど…
LGBTと呼ばれる人たちは、数が少ないだけで、なにもおかしくありません。まだ社会に生きづらさが残っているだけで、あなたはあなたのままで、本当にそのままで、大丈夫なんです。
少しずつカミングアウトして働く人や、友人の中に同性愛者も異性愛者も色々いる、という人も増えています。
結婚しないといけないとか、子どもを持たないといけないとか、そんなこともありません。自由に生きていいんです。
その中で、親や、そのときいる周囲や環境とどうしても合わなければ、距離をとって、また合う人を探せばいいんです。その繰り返しです。
必ず合う人に巡り合えます。
そのコツは、自分らしくいることだと思います。自分で自分を偽っていたら、なかなか本当に心地よい人間関係は築けないからです。
カミングアウトすると、傷つくことも、残念ながら大切に思っていた人が離れていってしまうこともあるかもしれない。でも、自分らしくあることをあきらめないでほしいと思います。(もちろん、カミングアウトを強制しているのではありません。自分のタイミングで、したい人にだけすればいいと思います。)
カミングアウトしてもしなくても、自分らしく生きることをあきらめないでほしい。どうやったら幸せになれるか、それは私にもわからないけど、自分じゃないものになろうとすると、確実に不幸になります。
若い女性たちが、可能性も個性も殺されず、その才能を発揮して、自由に生きていってほしいなと、お話ししていて感じました。
岩崎先生、授業の企画と準備をしてくれた3年生の皆さん、聞いてくれた1年生の皆さん、本当にありがとうございました。またお会いしましょう。