芥川賞候補作『五つ数えれば三日月が』

芥川賞候補作『五つ数えれば三日月が』(文芸春秋)拝読。感想を書くのが難しい。私はこんな繊細な感覚を日々忘れて生きているかもしれないけど、目の前に提示してもらうと「本当にそうだよね」と頷きたくなるような、そんな作品。繊細で儚くて、胸が締め付けられます。

主人公の「私」は、東京で働く30歳のレズビアンの女性。

恋愛の描写以外にも、都会で働くこと、心理的な居場所のなさ、、、どれだけ頑張って生きてもどこにも根をはれないその感じに、私は共感したのかもしれません。

うつくしい小説。

▷『五つ数えれば三日月が』(文藝春秋)

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163910871

ぜひお読みください。

ABOUT ME
東 小雪
◯公認心理師 / LGBTアクティビスト / 元タカラジェンヌ◯東京ディズニーシーで初の同性結婚式を挙げ、日本初の同性パートナーシップ証明書を取得し話題に。LGBT・女性の生き方などのテーマを中心に講演やメディアに多数出演。著書『なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白』『レズビアン的結婚生活』等 現在、フォトジャーナリスト安田菜津紀とのYouTube番組「生きづらいあなたへ」を配信中。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください