芥川賞候補作『五つ数えれば三日月が』(文芸春秋)拝読。感想を書くのが難しい。私はこんな繊細な感覚を日々忘れて生きているかもしれないけど、目の前に提示してもらうと「本当にそうだよね」と頷きたくなるような、そんな作品。繊細で儚くて、胸が締め付けられます。
主人公の「私」は、東京で働く30歳のレズビアンの女性。
恋愛の描写以外にも、都会で働くこと、心理的な居場所のなさ、、、どれだけ頑張って生きてもどこにも根をはれないその感じに、私は共感したのかもしれません。
うつくしい小説。
▷『五つ数えれば三日月が』(文藝春秋)
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163910871
ぜひお読みください。