神戸市の人権講演を担当させていただきました。
ご不安も多い中、会場まで足を運んで、私の話しを聞いてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
また、新型コロナウィルス感染症対策をしながら運営を行ってくださったスタッフの皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
感染対策のため、会場からの質疑にお応えできなかったことが残念ですが、講演後にご感想をメールやメッセージで寄せてくださった方もいらっしゃいました。
工夫をしながら講演活動を続けていきます。一日も早いウィルスの収束を願っています。
主催の方が講演後に「今日のような取り組みを地道に続けていくことが大切だと思う」と話してくださいました。嬉しかったです。
今、苦しんでいる人たち、子どもたちがいるので、一刻も早く解決したいとももちろん思いますが、繰り返し丁寧に、そして地道に続けていくことも同時に必要だと思っています。
自分が暮らす街で、自分らしく生きていきたい、生活したいと思うのは性的マイノリティに限らずすべての人の願いではないでしょうか。
手話通訳の方、要約筆記の方とも、事前に丁寧に打ち合わせをさせていただきました。手話ではLGBTを「L、いろいろ」と表現します。LGBTもLGBTQも、もちもんどちらでもOK! ただ、Twitterが140字だったり、新聞には字数に限りがあるので、短いこの言葉が浸透したと思っています。私も説明した上でLGBTという言葉をつかいますが、本来、多様な性をあらわすには、「L、いろいろ」の方が私自身、しっくりきます。
一方、手話では、「〜さん」というときに、男女があるので、迷われることもあるそうです。なるほどぉ。
見た目で性別が分からないときに、「なんとお呼びしたらいいですか?」と聞くのが良いのではないかと思うので、聞けるときは聞くのがいいかもしれません。
英語だと特にHeなのかSheなのか、困ることもありますね。InstagramなどのSNSのプロフィール欄に、自分が呼んでほしい代名詞を書いている当事者の方がいたり、記載してトランスアライ(当事者ではないけれど支援する気持ちを持った人のこと)であることを表明している人もいます。
私の場合は「She/her」になります。私のパートナーはXジェンダーなのですが、英語だとなんて呼ばれたいんだろう? 言語が違うとまた別の視点が持てて、興味深いと思いました。
神戸市の皆さま、本当にありがとうございました。