最近の読書。
いい時間を過ごさせていただきました。
仕事で読まなくてはならない本や資料は山積み。でも、この本は特別な一冊になりました。
拙著『なかったことにしたくない〜実父から性虐待を受けた私の告白〜』も、読者の方からときおり、「自分のことが書いてあるのかと思いました」と言っていただくことがあります。
私も、クミコさんの本を読んで、「自分のことが書いてある」と思いました。
誰にも理解されない悲しみや痛みが、自分ひとりだけが感じているものではないのだ、このどうしようもなさは、世界のどこかで、だれかも感じたものなんだ、と思えると、なんとか命をつなげるのではないかと思います。
命をつなぐは、大げさかもしれません。
今日死なない。
もう少し前向きに、今日もなんとか生きていく。
クミコさんの新しいアルバム、déracinéがレコード大賞を受賞されたそうです。
私は「フローズン・ダイキリ」は、まだ飲んだことがありませんが、私もこんなカッコいい大人の女になりたい、それまでは死なないと思います。