シアタークリエにて明日より上演が始まる『ダディ・ロング・レッグス』のゲネプロを拝見させていただきました!
ゲネプロとは、ゲネラルプローベの略で、衣装や照明なども本番通りに行う、リハーサルのことです。(ちなみに宝塚ではゲネって使わないんですよね。謎)
舞台を拝見し、心が震えました。
このミュージカルが「愛される」「10周年に」「3度目の再演」という理由が、ほんとーに、よくわかりました。
『足長おじさん』は、子どもの頃に親しまれた方も多いかと思います。
大人になった今触れると、恵まれなかったことへのどうしようもない悲しみや、愛されることの喜びが、一段と、ひしひしと伝わってきます。
私自身、家族に恵まれなかったので、途中ずっと主人公に自分を重ねてしまいました。
孤児院で育ち、教育を受けられず、家族を知らない、想像力豊かで気丈な少女が、支援を受けて、愛されて、文筆家を目指すストーリー。個人的に、涙無くしては見られませんでした。
ジルーシャを演じた、坂本真綾さんの可憐さ。足長おじさんの井上芳雄さんの歌唱力と美声。
転換のない、非常にシンプルな舞台装置であるにも関わらず、広がりが感じられる演出でした。
このミュージカルは、出演者2名、バンド3名のみの舞台なのです。
私が感想を書くまでもない、大人気公演かと思いますが、もしまだチケット取られていない方、ぜひ。
公式サイト
http://www.tohostage.com/ashinaga/
思い出の公演のチラシもあって胸が熱くなります。シアタークリエは思い入れのある大切な劇場。もう10周年なんですね!
いい作品に出会い、いい時間を過ごさせていただきました。
本当にありがとうございました。