映画『ドリーム』の試写会に行ってきました!
日本の働く女性たちに、ぜひ見てほしい、勇気が湧く映画です!
1960年代にアメリカのNASAで働いていた黒人女性たちの、実話に基づいたストーリーです。
仕事に必要なものが買えない、仕事に必要な本が手に入らない、はじめからひとりとして数えられていない…
映画で描かれる数々の差別は、現代の私たちが直面するハンディとつながっています。
私自身、「最初から勝てないように社会から設定されているこんなクソゲー、早く降りたい…」と泣いたことは、一度や二度ではありません。
日本で女性が働くということ、特に親のいない人や、レズビアンの女性が働くには、いまだに過酷な状況があります。
(それなのに、「今の日本には女性差別とかないですよね〜」と女性から言われて、目の前が真っ暗になったりします…)
劇中、下記のようなやりとりがありました。
「勘違いしないでほしいんだけど…私には偏見はないからね」
「わかっています。…あなたがそう思い込んでいるということを。」
レズビアンである私もよく、「差別はしていないのですが…」とか、「偏見はないんだけど…」などが会話の頭に付けられることがあります。
本当に差別や偏見がないのなら、この状況が許せないはずです。
本当に差別や偏見がないのなら、当事者でなくともこの状況を改善するために一緒に戦っているはずです。
「差別はしてないんだけど、…仕方ないじゃない?」という言葉は、成り立ちません。
メインビジュアルになっている、真ん中の女性が付けているアクセサリーにも注目です! ストーリーの中で非常に重要なポイントとなっています。
また「トイレ問題」も描かれており、「特定の誰かを、トイレが使えないようにするのはただのいじめだ」という思いを新たにしました。
映画『ドリーム』は、9月29日(金)から、TOHOシネマズシャンテなどで公開されます。ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。おすすめの映画です!