私は3歳の頃から実の父親から性虐待を受けて育ちました。
被害は、お風呂場で起こり、中学2年生の秋まで続きました。
物心つく頃から、家庭の中で被害を受けていたので、私は逃げることができませんでした。
性虐待は、私を傷つけ、生きる力を奪い、被害が終わって大人になってからも、PTSD(トラウマ)の症状に悩まされました。
鬱状態で、働くことができず、リストカットやオーバードーズを送り返しました。
長い間摂食障害に苦しみました。
私の体験については、ぜひこちらをお読みいただければと思います。
出版して、とても大きな反響をいただきました。
若い方からはSNSを通じて、
年配の方からは、何十年も前の被害体験について、出版社宛に毛筆のお手紙をいただいたこともあります。
性暴力は、サバイバーの人たちから、語る力、生きる力を奪う複雑な暴力です。
顔と名前を出して、声を上げるには、非常に、勇気とエネルギーが要ります。
そのエネルギーを奪ってしまう暴力を受けた被害者の人たちの声は、なかなか聞いてもらうことが難しい現実があると思います。
今国会では、刑法性犯罪の改正が審議される予定でした。
いわゆる「共謀罪」法案が先に審議入りしてしまい、刑法性犯罪の改正は、今、止まってしまっています。
この刑法性犯罪は、実に110年ぶりの改正なのです!
現行刑法は、女性に人権がなかった、明治時代に制定されたもので、性暴力被害の現実とはかけ離れたものなんです。
性虐待を受け、苦しんだ当事者のひとりとして、ぜひ一刻も早く、刑法性犯罪を改正していただきたいと心から願っています。
☆刑法性犯罪改正については、こちらの記事が詳しいです。
http://m.huffpost.com/jp/entry/15820118
☆ 8,000筆の署名を提出しました!
http://m.huffpost.com/jp/entry/16285608
こちらのプロジェクトにも参加させていただいています!
☆「#性を守る法をつくろう」ダンスプロジェクト
http://blog.canpan.info/shiawasenamida/archive/1023
ぜひ多くの方に性被害について知っていただいて、これ以上悲しい事件が起こらない社会を作ってほしいと思います。