第15回『ラテンビート映画祭』オープニングセレモニーに登壇させていただきました。
オープニングセレモニーでは、来日されたばかりの監督の皆様と、映画『エルネスト』の阪本順治監督、主演のオダギリジョーさんとご一緒させていただきました。
▷映画ナタリー「オダギリジョーがラテンビート映画祭でキューバでの日々語る「生き方に影響受けた」」
セレモニーの後、私は映画『カルメン&ロラ』を拝見し、アランチャ・エチェバリア監督と上映後トークをさせていただきました。
映画『カルメン&ロラ』は、女性の人権をテーマにした作品ですが、同時に文学的で洗練された素晴らしい映画です。
監督とは、女性が生きることの抑圧や、閉鎖的なコミュニティでのカミングアウトの困難性などについてお話しさせていただきました。会場からもあたたかいコメントがたくさんで、本当に登壇させていただけて嬉しかったです。
監督と舞台裏で、本当にかたとこの英語だったけど、(トークはスペイン語通訳)映画を観た直後の感動と感謝は伝えられたと思います。
明るくて、自由で、チャーミングな素敵な方でした。
そして、11月3日(土)は映画『相続人』を鑑賞しました。
倦怠、陰鬱、それでいて主人公にどんどん感情移入していくような作品でした。
ラテン文化といえば、明るい雰囲気と音楽のイメージが強く、このような静かでアンニュイな作品があるのだと、初めて知りました。
「映画界は男性に支配され過ぎていて、人間のもろさに迫ることも少ない。その結果、そこに空白ができる。私はよくこう考えました。」
監督の言葉です。
▷クーリエ『レズビアンのパラグアイ熟女が魅せる「ラテンの奥深さ」』https://bit.ly/2FaCAFQ
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登場するのはほぼ全員女性ですが、会話の端々から彼女たちそれぞれの人生が、「ジェンダー」に影響されていることがうかがわれます。
非常に繊細な作品。
一人でじっくり大人の映画鑑賞がしたい人には特におすすめしたい作品です。
一人でじっくり大人の映画鑑賞がしたい人には特におすすめしたい作品です。
私には、映画のテンションが合っていて、非常に楽しい映画鑑賞体験になりました。
最近では、映画は自宅でテレビ画面やPCやタブレット端末で見ることも多くなりましたね。(私は出張中にiPhoneで見ることさえあります)
だからこそ、映画館で映画をみるというのは、特別に贅沢な体験になっていると思います。
だからこそ、映画館で映画をみるというのは、特別に贅沢な体験になっていると思います。
私は映画館で映画をみるのが大好きです。バルト9は特に大好きな映画館なので、今日は土曜日のひととき、とても充実した時間を過ごさせていただきました。
日本でお仕事していると、時間はわりときっちりで、特に私は立ち位置や残り時間がつねに気になってしまう方なのですが、、、
今回は急な花束贈呈あり(自宅に大切に飾らせていただいています)、
途中からタイムキープはスペイン語になり(私は「??? おそらく「会場からはあと一問で」、という意味だろうか!?」などと思っていました。笑)
「ラテンはやはり雰囲気が違うなぁ」と感じながら、楽しくつとめせていただきました。
きっとスタッフの方々は大変だったかと思いますが、本当にあたたかな素晴らしい映画祭です。
映画祭はこのあと、大阪、横浜で開催されます。ぜひ足をお運びください。
▷第15回『ラテンビート映画祭』オフィシャルサイト
http://lbff.jp/index.html
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