卵子の核移植の話題はどこか遠いものだと思っていたけど、イギリスでは承認されたのですね。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150204/k10015200781000.html
今は治療のためとされているけれど、私より若い世代のレズビアンカップルには関わる話かもしれないですね。
というのは、私が「自分がレズビアンだ」と気が付いた高校生の頃、「どうやったら将来、同性のパートナーと子どもが持てるか?」を友だちと話し合ったことがあります(Lの友だちがいたのです)。
「パートナーの卵子で体外受精して、もう一方が産めばいいのでは?」とか、
「女性からも精子が作れるようになるかも!」とかね。
たいしたことは話していませんが、そういうことをわからないながらも考えた経験があります。
あの頃はまだそんな技術はなかったし、卵子の核移植の話までは出なかったけど、私が血縁にこだわる気持ちは強かった。
というか、「血の繋がりの家族」しか知らなかったから「多様な家族」を想像することができなかった。
(保守的な地方だったからか、血の繋がらない家族は「とんでもなくおそろしい秘密」であるかのように事実を隠していたし、離婚さえよく言われませんでした)
若い女性が多様な家族を想像できないというのは、残念なことです。
技術が進んでいるのだから、セクシュアリティに関わらず、「血の繋がった子ども」がほしいのか、それはなぜなのかを、本当にしっかり考えないといけないと思います。
私は最近まで、レズビアンである自分の妊娠出産について考えることが少なかったから、若い人たちには、じっくり考えてほしいなぁ。
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